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沖縄県立武道館



本土復帰20周年記念事業県内公開設計競技  当選案

 かつて沖縄の先人たちは大海に志を求め、アジアの島々や大陸との交流で大交易時代を築いた。その時に伝わった中国古武道「カラテ」の原点である。沖縄県立武道館の位置付けにおいては「武道」はもとより先人達のたくましさ、躍動感を建築を媒体として後世に伝えようと思った。ゾーン計画としては「静」錬成道場棟と「動」アリーナ棟に明確に分け、それぞれが敷地に有機的に繋がる様にした。

沖縄県立武道館について

イメージ

「武道館には三匹の龍がひそんでいる」・・・・何処に、と不思議がるとおもうでしょうが形で数えられるものではないのです。沖縄武道のイメージを集約すると、1つ目は中国から沖縄を介し世界へ羽ばたいた空手=ドラゴン。2つ目は琉球の歴史・文化の象徴首里王府=龍。3つ目は首里城を基点とした風水で青龍の先端に在る(この場所は善しにつけ悪しきにつけ外からの来訪、侵入の位置)=龍。この様に沖縄武道、琉球文化、の象徴するかのように、玄関口でにらみをきかせてシーサーのように立っている、その姿に三匹の龍を見つけることができるのでは・・・

沖縄の空手が世界へ広がって行ったように、これからも文化や人々が海を越え世界へ飛躍し、相互理解できることを願っています

エピソード

「奥武山にロボット出現!?」と新聞で紹介され、子供たちには龍のイメージはないようで、ガンダムが降りてきたと親しんでくれます。この間乗ったタクシーの運転手は私に武道館を指差して、「あれは亀をイメージしてるらしいですよ」と長寿県らしく、もっともの様に説明してくれた。


本庄 正之


所在地 :那覇市奥武山
用途地域:
敷地面積:12,612平方メートル
建築面積:6,458平方メートル
延床面積:13,144平方メートル
(アリーナ棟+練成棟)
車庫台数:85台


構   造:RC造一部石造
階   数:一階建
施工費 :59,300万
竣工日 :1997/7/31
備   考:新建築、うるま掲載

エントランスへのアップローチ

夜間の雰囲気

全体模型

エントランス前の広場

58号線からの建物ファサード

アリーナ内部

エントランス

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