(仮称)西表島温泉ホテル基本設計
「西表島ウィルダネスリゾート」構想に基づいた自然体験、くつろぎ、やすらぎ、を実現する為の核となる宿泊施設づくりを目指す。
建築コンセプト
自然の山並みに埋没し、主役である自然を生かす建築、人工的な建築であっても主張する事無く、カタチも素材も景観を生かすために、単純で自然なものとする。建築として強く表現される個性(スケールを超えた瓦屋根やタイル、塗装壁)をできる限り排除し、より鮮明に自然が映える建築、自然を身近に感じられる建築創りをする為、それぞれのもつ建築素材をそのまま生かし、建築の外部空間は自然と対応する(コンクリート打ち放し・屋上利用・木デッキ等)環境のできるホテル建築を目指す。
自然との共生
できる限り自然の形状を利用し、川や地形を壊す事無く、地形の保護・補強すると言う考えで、人工的な造成を最小限にとどめる。
配置ゾーニング
現況の自然敷地形状や既存の温泉施設配置に沿った建築配置をする。限られた敷地の範囲を有効利用する為、川に沿って配置する。
地域性への対応
西表島で建つことの場所性を考慮する。
・ 地元でできる範囲の技術、メンテナンスを考慮し、エレベーターの無い計画にする為一階にも客室を設ける。
・ 地元で日常的な維持管理が出来るように特殊な機器や特別なディテールを用いない。
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